学校の先生 あるある話 朝の挨拶はどこまで必要?

子育て・教育

先生は聖職者ではない!ただの人間なんだよ 挨拶もそこそこでいいじゃん

職員室前でのよくある光景

先生
おはようございまーす⤵︎
あき先生

テンション低っ!  おはようございます!!

先生
おはよ‥‥す

あき先生
声ちっさ・・・。どこ向いて挨拶してますのん!?

週明けの7時30分。

挨拶だけのやり取りですが、突っ込みどころ満載なのが、月曜日の朝です。

この挨拶の主は子どもでななくて、先生です。

子どもの前ですごーく爽やかにおはようっ!て言ってても、朝はどよーんとしている方、わりといます。

それについて、今では何とも思わなくなりましたが、以前はそんな行動にイラっとすることもありました。

言ってる事とやってる事ちがうやん!!

先生なんだから、模範になる行動は普段からしとかないと!! みたいな感じで。

なので、変なこだわりというか、反骨心を持って、おれはあんたたちとは違う!!

みたいな、勝手に仮想敵を作って、教育活動に燃えてた頃もありました。

今なら分かるのですが、なんでここまで頑なになって、教師とは! みたいな姿を追求してたのか。

協調性を持たずに、敵意を胸に毎日を過ごしてたのか。

まったく困った人でした・・・。

相手の嫌なところは自分の内面を映しだしているのかも

敵対視していた理由の1つは、子ども時代、教師が大嫌いだったからです。

よく殴られましたし、いま振り返れば、無茶苦茶やなあの人ら!
ってことがたくさんあって、正直、憎しみと恨みの感情でいっぱいでした。

あいつらに復讐するために教師やってんだ!
みたいなことを冗談半分ですが、言ったりもしてました。

なので、自分はそんな教師にはならない!
それに近しい教師は下の下だ。

くらいに考えていたからだと思います。

もう1つは、不安の表れだったのだと思います。
昔から常に人の目や評価を気にしながら生きてきました。

ボロが出ないように、弱みを見せないように、デキる自分を装うことに必死でした。

なので、できてないと思える仮想敵を作って、自分はそんなやつらとは違うんだって思うことで、いびつな安心感を手に入れていたんだと思います。

こんな感じで、自分の中でいろんな葛藤を消化できないままで生きてると、仕事をしててもしんどいです。

表向きは協力しあって、仲良くやってるけど、心の奥では閉ざしまくってる。

誰とでもオープンに話せてるあいつが羨ましい。
なんてこと思いながら長年過ごしてきました。

ぎゃんぎゃん怒るおばちゃん先生も大嫌いでした。
なんだか自分まで怒られてる気になってきて、指導してる現場にいることも、嫌悪感でいっぱいになり、しんどかったです。

そして、よく鬱々になっていました。
あぁ、もうこんな奴らとは一緒に過ごしてられん!早く辞めたい!!

子どもとの関わりはすごく楽しく順調だったので、その狭間でどっちにも行けなくてしんどい日々でした。

そんなしんどい日々から抜け出す大きなきっかけになったのは、脳梗塞になり入院したことです。

心も体も、もう限界だったんだろうと思います。

たまたまサイトで見つけた心理学の講座に、このしんどさから抜け出せるかもと後先考えず申し込みました。

そして、脳科学と言語技術で病気を治すメソッドで有名な、梯谷幸司さんに師事しました。

「あきさん、その思考パターンだったらそりゃ体やられちゃいますよ。」

そこから心理の探究の旅が始まり、平本あきお さんのもとにカウセリングを学びに行ったり、コーチングを学んだりもしました。

禅コーチング(ストレスクリアメソッド)との出会いで変容が加速

そして、森 優洵さんが考案した、ストレスクリアという、これまでにない、まったく新しい心理技術に出会いました。

僕にとって、大きな変容をもたらしてくれたスキルでした。

たった1回のセッションで、大嫌いだったおばちゃん先生のこと、苦手に感じてた同僚のことが、

「あぁ、そうだったんか。」って受け入れることができました。

それ以来、普通に笑顔で話せるようになりました。

それから10回くらいはセッションを受けましたが、現実が変化するとはこういうことなんだろうって、腹の底から理解できました。

長年苦しんだトラウマからも解放されました。

いろんな怒りがあるけど その怒りは正常ですか?

はじめの話に戻りますが、今では、挨拶が小さくても、怒鳴り散らしてても、嫌悪感を持つことはありません。

「あぁ、そうだよね。いろいろあるよね。」

良し悪しをつけない。ジャジをしない。

人がそれぞれであっていい感覚。

この感覚はすごく楽です。ほんとに救われます。

もし、子どもに対して変に怒りすぎたり、周りの目を気にしすぎることがあるならそれは、

もしかしたら、過去の自分のしんどい体験や、囚われている価値観からきているのかもしれません。

かつての自分のように、現場で人間関係に疲弊している先生、子育てで行き詰まっているお母さんのお力になれたらと思います。

大人が変われば、子どもは劇的に変わる。

これは紛れもない事実ですね。