【子育てあるある】 反抗的な態度にどう対処する?アドラー的関わりから得られた成果

子育て・教育

子育てよくある、あるある話

お母さん
「子どもに注意すると、そのことでやる気をなくしたり、反抗的な態度をとったりするんです。
かといって、言わないままほったらかしにするのも違うと思うんで、どうしたらいいか分からなくて・・・。」

 

自分たちが子どもの頃にも、
親に絶妙なタイミングで注意されて、
一気にやる気が失せた経験・・・
みなさんもあるのではないでしょうか。

『なんでこのタイミングやねん!!』みたいな。

 

 

 

お母さんの悩みに対して、ピタッとくる、
解答を返せたらいいんですが、
10人いたら10通りの生活環境があって、
どういう状況なのか、細かいところまでは
当事者でないと分からない部分があります。

どんな状況でも、『こうさえすれば大丈夫!!』
みたいな指導法・・・そんなの嘘です。

NLP的に言うと、伝えられている事実は、
歪曲・省略・一般化されてることが多いから、

母親の言葉だけを鵜呑みにすると、余計こんがらがっちゃう可能性があります。

より、深みにはまることもある。

なので、一概にこうすればいいですよっていう、
返答はいつもしないのですが、
子どもと関わる上で大切にしていることは伝えるようにしています。

いくつかあるうちの一つを紹介します。

 

大人扱いする

低学年のお子さんには、伝え方の工夫は必要かと思いますが、中学年以上の子どもたちには、要所、要所で必ず伝えてきたことがあります。

あき

「私は、教師と子ども、上下の関係であなたたちと関わっていません。」

「一人の、人間、大人として、あなたたちを見ています。」

「それはつまり、対等な関係だということです。」

「納得いくまで、話し合いましょう。」

 

僕が子どもと関わりにおいて、軸にしているものは、アドラー心理学です。

数年前に、著書「嫌われる勇気」で一気に認知度も上がりました。

教師になって2年目くらいに、アドラー心理学に出会い、子どもとの関わりで大いに役立ってきました。

100年前に生まれたアドラーの思想が、現代の日本でこれだけ受け入れられるということは、その当時の時代背景と今の日本の生き辛さに、重なる部分が多くあるからだと思います。

話が逸れましたが、子どもたちには上から関わることを極力しません。

会話で使う言葉、接する態度などこだわりながら関わっています。

時には、不適切な行動には毅然と指導することも必要です。
なので、それはある種、上からかもしれませんが。

また、下からヘコヘコと迎合することもしません。

あるのは、対等な関係。
一人、一人の人格を大切にします。

なので、深い部分で、子どもたちは心を開いてくれます。

有名なカリスマ先生のような、スーパーな学級経営はしませんでしたが、子どもの表情は、柔らかく、のびのびとしていて、それぞれが自分をもって過ごしていました。

大人の役割としては、

・このままの状態を続けたらどんな終末が待っているかを教える

・自分が選んだ行動には責任をとらせる

・人として、いけない事をした場合には、厳しく教える

このような事を大切にして、子どもの成長のサポ―トをしています。

それは、世の中に出てからも、自分で考えて、強く生きていける力をつけて欲しいからです。

子育て・教育の最終目的地は?

教師、親、登り方は違えど、最終目的地は『子どもの幸せ』を目指しているわけで、

もしよかったら、こんな登り方もありますよってことを、保護者の方にはお話させていただいています。

ですが、ご家庭で、このような関わりができる場合もあるし、やっぱりできないこともあります。

 

でもそれはそれでいいんです。自分を責めないでくださいね。

 

小学生になるまで育てている。
その事実だけで、どんなことにもまさるリスペクトです。

 

教師でもそうですが、
「こうすれば子どもとの関係が良くなる!だから素直に試したらいいんだ!」
ってこと、頭じゃ分かってても、素直にできない事ってたくさんあります。

自分の子どもには褒められないとか、厳しく、辛く当たっちゃうとか。

そんな時は、いくら良い方法を仕入れたところで上滑りするだけです。

心が深い部分でしんどさを感じてる時は、しんどいんです。

動けないし、素直になれないもんです。

しんどい時はいつまでも無理をせず、自分のメンタルをリセットして、0(ゼロ)の状態にすることが大事だと、経験上思います。

子どもを変えるまえに、関わりを変えるまえに、まず、自分と向き合う時間をとって、心をフラットな状態に変えることが、関係を良くする上での、何よりの近道かもしれません。

僕はかつて、そうやって学級を激変させました。

葛藤が動けなくさせている

こうしたいけど、できない。

ああなりたいけど、なれない。

最近、何だがダラダラと過ごしてしまって、やらなきゃいけない事になかなか手がつけられない。
どんどん時間だけが過ぎていって、自己嫌悪の波がまた押し寄せてくる。

あぁ、なんて自分はだめなんやろう。
がんばらないといかん時に、がんばれない自分がめっちゃきらいや!!自分のばか!!

こんな経験ないですか?誰でも一度くらいは経験あるのではないでしょうか。

どちらにも動けない状態ですね。

これを葛藤のダブルバインドといいます。

ほんとはサクサク動きだして、やることやりたいのに、体はドスーンと重くて、なんだか何も手につかない。

「体が重くて、ダラダラ過ごしちゃう時は、そういうものだと割り切って、ゆっくり過ごせばいいんですよ!」

とか、言われそうなものですけど、全然受け入れられないですよね。

何を無責任な!!

みたいな。

そうやって、すっきりしないまま、自分にムチ打って仕事に向かう。それの繰り返し。

よくある、あるある話ですね。

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先にある本当の目的は何か?

では、少し視点を変えてみるとどうでしょうか?

だらだら過ごす、手につかない状態って、
【本当は、何のために、自分が自分にさせている】
と思いますか?

もしかしたら単純に、
体からのSOSで、(ちょっとここらで休めよ!) のサインかもしれないし、

もしかしたら、
他にすごく心配している事があって、
それを見ないようにしているから、
(ちゃんと向き合って早く解決してくれよ!!) のサインかもしれないし、

ただ、だらだらすることで、集中し始めた時の加速をつけるためなのかもしれません。

必ず、行動には目的があります。

嫌だなって感じている現状も、良いか悪いかのラベル付けは、自分が勝手にやっているにすぎません。

自分が目的を持って選んできたから、
今、現状がここにあります。

って、言われても・・・ですよね。

 

さてさて、現状の動けない自分の目的って何でしょうね?

きっと、浅い部分の思考なら、
なんとなく理由なり原因は出てくるかと思います。

ただ、腑に落ちた感がない。
なんとなく、自分に言い聞かせている感が否めない。
結局、自分を責めちゃう。

そして、
「そんなことはずっと考えてるけど、動けないんだよ!!」
となるかもしれません。

もしかしたらそれは、深い部分での自分の目的に気づけていないからかもしれません。

よく潜在意識とか言ったりしますが、そこの深い部分に隠れている本当の思いです。

ここの感情を引き出すのが、僕の専門分野です。

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